「望む未来の姿」を描いたら、1年後に実現していた

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迷いに迷った年末

2020年末、ぼくは仕事に追われて苦しい状況でした。仕事そのものが「望むキャリア」や「望む生き方」に沿っていれば苦しくても頑張れるのでしょうが、そうではありませんでした。

そもそも、自分が何を望んでいるのかわかっていない。混迷を極めた状態です。モチベーションが下がっていく中、「望む生き方」を決めたい、そして「仕事」と「望む生き方」をつなげたいと考えていました。

「望む未来の姿」を描いてみた

年末年始に、自分のビジョンを描くワークショップに参加しました。仲間と一緒に「こうなったらいいな」という望む未来の姿を描いて、共有し、意見交換しながら解像度を上げていきます。

ぼくが描いた「望む未来の姿」は2つありました。

ひとつは「自分の生き方」。ぼくには6つの大切にしたいことがあります。家族、仲間、健康、学び、貢献、そして楽しむこと。この6つと向き合い続ける生き方をしたい。

もうひとつは「組織の姿」。自分の組織を「助け合えるチーム」に変化させること。

この2つの望む未来は心底実現したいと思えるものになりました。今でも大切な指針です。

1年後、評価面談で起きたこと

先日、部長との四半期評価面談がありました。この四半期は目標を超える達成ができていたので、気負いはありませんでした。

面談で部長は「目標達成はできているから引き続きお願いしたい」と話し、こう続けました。

「統括部長が言ってたんですが、小林のチームはみんなモチベーションが高くなったなって。私も同じように思っていました」

「2年前は部下の素行が悪く、問題が多かったですよね。ネガティブな発言も多かった。今でもゼロではないにしても、それ以上に仕事で成果を残しているのは評価しています。発言が活発になったし、チーム内の結束が高まった。非常に仲が良く見えます」

ん? これはどこかで見たことがある景色だぞ。

あ。あの「望む未来の姿」だ。

1年前に描いた「助け合えるチームに変化」が、目の前に現れていたのです。

未来を描くと、行動が変わる

望む未来の姿を描いたことで、日々の行動が変わったのだと思います。

描く前のぼくは、目の前の問題に振り回されるだけでした。メンバーの遅刻を注意し、報連相がないことを嘆き、上司からの圧に疲弊する。その繰り返し。

でも「助け合えるチーム」という未来を描いてからは、判断基準ができました。「この関わり方は、助け合えるチームにつながるだろうか?」と考えるようになったのです。

メンバーの問題を直すことに注力するのではなく、一人ひとりの「できること」や「大切にしていること」を活かす方向へ。朝会での共有を増やし、メンバー同士が支え合う場をつくる方向へ。

意識していたわけではありませんが、望む未来の姿に向かって、日々の選択が少しずつ変わっていたのだと思います。

望む未来の姿をつくるコツ

この経験から学んだ「望む未来の姿」のつくり方を3つ共有します。

1. 「大切にしたいこと」から始める。

目標数値や業績ではなく、自分が何を大切にしたいかから考える。大切にしたいことと仕事がつながると、苦しいときも前に進める力になります。

2. 仲間と一緒に育てる。

ぼくが描いた未来の姿は、仲間と共有して意見をもらう中で育っていきました。「そんな考え方もあるのか」「自分もやれるかも」と刺激し合えると、もっと豊かなビジョンになります。

3. 傍らに置いて、時々見返す。

描いた未来の姿を手元に置いて、時々見返す。すると日々の仕事の中で「あ、これってあの未来に近づいてる」と気づく瞬間があります。その気づきが、さらに前に進む力になります。

望む未来の姿を描いて、仲間と育てて、実現させよう。

「こうなったらいいな」を言葉にするだけで、日々の行動は変わっていきます。そして気づいたとき、その未来は目の前に現れているかもしれません。

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