評価面談は幸せな時間
1月から6月、上期の評価面談について書きます。この面談の準備が大変なんですけど、とてもやり甲斐のある仕事のひとつです。
どんなところにぼくがやり甲斐を感じるか。それはメンバーに対して、
「あなたは、この半期、こんなすごいことやってきたよ。それって会社、組織、同僚メンバー、上司のぼくにとってこんなに素晴らしい意味があるよ。そんなすごいことが出来たのは、あなたのこんな考え方や行動があったからだよ。次の期も期待してるよ!」
と、思いっきり伝えられる時間だからです。伝えることを考えるのも大変ですよ。大変ですけど、それ以上にぼくとメンバーにとって幸せな時間になるんです。
仕事から得られた意味(価値)を伝える
ぼくは、たとえ目標に達していなくても、やってきたことがメンバーにとってどんな意味があるか、周囲にとってどんな意味があるのか、やってきたことの意味、言い換えれば価値を伝えます。
目標を達成できたか否かは、様々な要因があるため、出来た・出来ないにフォーカスしません。だから問題について話しません。だって問題については日々業務の中でさんざん討議してきてますから。わざわざ評価面談で出来てないところを持ち出すのは反則です(笑)。
やってきたことに目を向けて、そこから得られた意味(価値)や強みをぼくとメンバーで確認していきます。
こうした評価面談を過去から繰り返しているため、メンバーは評価表に自分がやってきたことを「びっしり」記載します。期初に設定したテーマ以外のことも含めてめちゃくちゃたくさん書いてくる。
ぼくの方は、メンバーが記載してくれたことに「うまくやれてるね」と認める言葉を伝えます。さらに、メンバーが気づいていない、ぼくが観察して感じた彼らの貢献や成し遂げてくれたことの意味、そして能力をエピソードと一緒に伝えます。
あるメンバーとの評価面談
あるメンバーは今期、デジタルサービスの立ち上げに取り組んでくれました。ぼくらのグループが初めて取り組む分野ですし、当初はどうやって進めて良いか分からず嫌気がさした場面もありました。それでも出来たことに目を向けてスモールステップを重ねた結果、そのメンバーはこのテーマに関心を高めていき、没入していきました。大切なテーマになっていったのです。
こうして取り組んでくれたことに対して、評価面談で次のように伝えました。
「デジタルサービスの立ち上げを今期手がけてくれましたね。情報システムについて門外漢だったと思うのですが、その中でも情報システムの人に何度も問い合わせをして、嫌な顔されてもしつこく情報をかき集め、最後には協力を引き出しながらなんとか立ち上げまで漕ぎ着けましたね。ほんとうに素晴らしい成果です!」
「デジタルサービス導入後のアンケートでは、使用者である営業さんから”資料作成の効率が上がりました!”とか”お客様からの問い合わせに即答できました。とても便利です!”と喜びの声ももらっています。ぼくもうれしかったです」
「自分が分からないことでも、専門家に遠慮せずどんどん聞いて助けを求めていく姿勢は、今後デジタル分野の仕事を広げていきたいぼくらのグループにとって、メンバーみんなが見習うべき姿勢だと思います。さらにはDXを推進していく会社の戦略に大きく貢献しています。下期も一緒にデジタルサービスを進化させ、広げていきましょう。期待しています!」
こうして日々やってきたことが同僚メンバーのため、組織のため、会社のためになった。それはあなたが「持っているもの(能力)」を使って達成できたんだ、とつながっていきます。
そのメンバーからのコメント
ぼくから話した後、そのメンバーからはこんなコメントをもらいました。
「……最初は大変でしたけど、アドバイスのおかげでここまでやることができました。キーマンは情報システムの担当者だったと思います。その人を捕まえて、自分の知らない技術や知見を教えてもらえたことがとても良かったです」
「あと、自分のことをよく観ていただいてとてもありがたいです。アドバイスは”ムチャ振り””ワガママ”だと思うこともありましたが、高い成果につながったので、あれは必要だったと今は思います」
そんなムチャ振りしたかな?と首を傾げるところもありましたが、ぼくなりに観て感じたことを受け止めてくれたようです。
評価面談は上司冥利につきる
こうしたフィードバックは、メンバーをよく観察できる上司のぼくにしか出来ないことだと思っています。まさに上司冥利につきるんじゃないでしょうか。
さあ、下期も始まっています。メンバーは今期もどんな驚きや感動をみせてくれるんだろうか。おもしろいテーマ設定もできていますし、ワクワクしています!
あなたがやってきたことの素晴らしい意味を、思いっきり伝えよう。
目標の達成・未達にこだわるのではなく、やってきたことの価値を伝える。それが次の半期への力になります。
