願い続けていた人がチームに来てくれた
1月から、新しいメンバーが加わってくれました。
実は2年前から「いつか、うちのメンバーになってほしい」と密かに願い続けていた人なんです。
外部パートナーとして一緒に仕事をした際、チーム全員と見事な協力関係を築く姿を見て、「あ、この人だ」と静かに心に決めていました。
それが奇跡のような縁で成就。入社が決まったとき、メンバーからは「この人を採用できるなんて、これまでで一番の偉業ですよ!」なんて言われてしまいました。
一応、他の仕事でもそこそこ頑張ってきたつもりなんですけどね(苦笑)。でも、それだけ新メンバーが魅力的で、みんなが期待しているということなんです。
「良い関わり」は連鎖する
新メンバーが入社してから、メンバーはまるで自分たちの子供のお世話をするように、手取り足取り教えてくれています。微笑ましいです。
新メンバーからも、「みなさんから親切にしていただけて、本当にありがたいです」と言ってもらえて、僕はとても誇らしい気持ちになりました。
「人は関わってもらったように、相手に関わる」と言います。メンバーとは朝会を通じて、あるものに目を向けるミーティングを繰り返してきました。
「良い関わり」はこうやってつながっていくんだ。過去にギスギスしたチームであっても、年齢がいくつであっても、あるものに目を向けて良い関わりを続けていけば、チーム力はちゃんと上がっていくんだ。
メンバーの姿から改めて学ばせていただきました。
閉じた「問題報告」から、開かれた「ワクワク」へ
ぼくがマネージャーとして新メンバーと向き合う際、最も意識しているのは、彼女を「閉じたコミュニケーション」のリズムに落とし込まないことです。
そのために、ほぼ毎日「ワクワク・ミーティング」という名の振り返りを行っています。
このミーティングには、厳格なルールがあります。
やること: 「自分なりにできたこと」「自分なりに工夫や努力したこと」「興味・関心が沸いたこと」を具体的に聞く。
やらないこと: 「何が問題か」「何が足りないか」「改善すべき点はどこか」を聞くこと。
普通なら「問題を見つけて改善する」のが上司の仕事だと思われがちですが、それは往々にして「閉じたコミュニケーション」になってしまいます。
かつてのぼくもやっていましたが、「どうしてできないの?」と問題ばかり追うのは、相手を萎縮させ、心を閉ざさせます。
前職での新メンバーは、週に一回の「問題報告」が上司との唯一の接点だったそうです。この繰り返しによって、閉じたコミュニケーションが定着してしまいます。
人材育成に「改善」はいらない??
この1ヶ月半、計8回のミーティングを重ねる中で、新メンバーの言葉に変化が出てきました。
最初は「新しい環境で、できないことばかりです…」と、欠けている部分(問題)に目が向いていた彼女が、最近では「あ、これって私の前職の経験が活かせるかもしれません!」と、自分の中にある強みを自分自身で発見し始めたのです。
余談ですが、ぼくは人材育成に「改善」という言葉を持ち込むと、おかしなことになるなあと考えています。
「改善」とは、どこかに「正解」という型があって、そこに自分を無理やり近づけていく作業です。でも、一人ひとり持っている特長も、ワクワクするポイントも違います。
ひとつの物差しをあてがって「ここが足りない」と指摘することは、その人の自由と可能性をうばう「閉じた関わり」になってしまいます。それはとても残念なことです。
「あるもの」を信じて、いざ冒険へ
ぼくの役割は、新メンバーの「すでにあるもの」を今の仕事にどうつなぐかを一緒に面白がること。
子供が周囲の目を気にせず、感じるままに夢中で駆け出していくときのような、あの「開かれた」エネルギー。
それを仕事の中でやってみたいし見てみたい。だからこそ、欠乏ではなく、豊かさを探す「ワクワク」を大切にしたいと思います。
重たい「閉じたコミュニケーション」から、軽やかな「開かれたコミュニケーション」へ!
新メンバーと一緒にワクワクするぞー!
「問題報告」から「ワクワク・ミーティング」へ。
できたこと、工夫したこと、興味が湧いたことだけに焦点を当てる。それだけで、メンバーの言葉が変わり、自分の中にある強みを自分で見つけ始める。閉じたコミュニケーションを開いていこう。
