コミュニケーションの失敗
今回の記事はメンバーとのコミュニケーションで失敗した話です。コミュニケーションってむずかしい。メンバーのモチベーションは昨日と今日では違う。同じ人でも、まるで違う人と接しているようなときもある。
「今」の相手に向き合うことが大事なのに、それができずに痛恨の失敗をしてしまった話。みなさんもこんな経験ありますでしょうか。
スルーの代償
先日、チームで毎日実施している朝会の中で、サブリーダーがこんなコメントをしました。
「あるメンバーから◯◯の件でチャットもらったんですけど、急な要請だし、言い方が・・指図みたいな・・ちょっと嫌な感じがしたんですよね・・」
そのメンバーがリーダーになって進めている全社テーマ◯◯で、サブリーダーに必要な資料の提出をお願いしたんです。それが短納期だったんですね。
そのメンバーは外国出身なので、日本語が直球だったりします。チャットのような文字になると余計直球すぎる印象があって、受け取る側にとって角がたつように感じるときもあります。
普段だったら、サブリーダーもそのことを理解していますから、ひっかからなかったと思うんです。その時はちょうどご家庭の事情や仕事も立て込み、いろんなことに気疲れしている時期でした。
一方で、ぼくは早く朝会を終わらせて、次の仕事をしたいという気持ちで焦っていました。それで、サブリーダーのコメントをスルーしようとしたんです。
「それはいいんだけど、納期対応はできるのかな?」
これが良くなかった。サブリーダーが怒ってしまったんです。
「私だって忙しいのに、あんな言い方はないと思うんですよ!おうかがいみたいな感じだったらわかるんですけど、なんだか強制じゃないですか!私だって予定があるんですよ!」
ぼくは「しまった!」とおもいつつも、この場をなんとかやり過ごして先に進めたいと思い、「それはわかるんだけどね、今は納期対応が可能かどうかを教えてほしいんです」
この対応がさらに事態を悪化させてしまいました。サブリーダーの怒りはピークに達したんです。
「私は嫌だったんですよ!」
しばらくの沈黙。朝会に不穏な空気が流れる中、そのメンバーがサブリーダーに謝る形でいったん事態は収拾しました。ただ、サブリーダーはその後、終始無言でした。
ぼくは次の仕事を気にして気持ちが焦っていたせいもあって、チャットの言い方に対するサブリーダーの反応を、都合よく「小さなこと」だと決めつけてしまいました。
「やってしまった。二人とも嫌な思いをさせてしまった」
後悔先にたたずです。
相手にとっては大切なこと
サブリーダーがどんな気持ちでいるか気になりました。まだ怒っているのか。少しは気持ちがおさまったのか。ぼくは話を聞く機会を伺っていました。
ちょうど二人でやる打合せがあったので、そこで話を聞こうと思ったら、サブリーダーから話してくれました。
「あの、さっきの話ですけど!悪気はないとわかっているんですけど、もう少し配慮というか、”急ぎで申し訳ないんですけど”とかあってもいいと思うんですよね!私だって仕事をたくさん抱えてますし、家庭も大事な時期なんで・・」
サブリーダーは、頭では悪気はないとわかっているんです。だけど、気持ちは「私の事情もちゃんとわかってよ、理解してよ」って訴えてたんです。
ぼくはサブリーダーの大切な気持ちを小さなことと受け止めて、しっかりわかってあげることができなかった。気持ちが置いてけぼりになってしまいました。
サブリーダーが気持ちを話してくれた後は落ち着いた様子で内心ホッとしました。でもそれ以上に、メンバーの大切を大切にする機会を捉えられなかったことが悔やまれました。
次に活かそう!
期の初めにこんな事があって、むしろラッキーだったかもしれないです。メンバーが自分らしさを発揮して成果をつくっていくためには、マネージャーとして相手の立場に立つ関わりがすごく大事。その大切さを改めて印象付けてくれた出来事でした。
「メンバーにとって」大切なことを中心に据えて仕事に取り組もう!
ぼくには小さく見えても、相手にとっては大切なこと。
焦りから相手の気持ちをスルーしてしまったことで、関係がこじれてしまった。「今」の相手に向き合うこと。それがマネージャーとして何より大事なことだと改めて気づかされました。
