違う音色だからつくれる、ぼくらのハーモニー

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「お豆」がトランペットを吹いている

ぼくの娘は中学1年生。部活は吹奏楽部でトランペットを吹いています。初心者でスタートして、今はみんなと一緒に演奏できるまでになりました。毎日の朝・夕の練習、休みの日も活動があったりと、とても忙しくしています。他にもいろいろとやることがある中で、あの子がこの1年よく続けてこれたなと感慨深い気持ちです。

小さいころは人の後ろにくっついて歩く性格でした。あまりしゃべらない子で、幼稚園で先生とさよならのハイタッチをするのも必ず一番最後。「お豆」という言葉がぴったりの子でした。

心配なことはたくさんありました。だけど好きなこと、興味を持ったことは夢中になっていました。たとえば泥団子づくりとか、公園や近所の空き地でBB弾を拾って集めるとか。大人になっても何か夢中になれることがあったらいいなあと見守っていました。

定期演奏会で込み上げてきたもの

先日は中学校吹奏楽部の定期演奏会。総勢70名以上の中学生が舞台に立っての演奏は迫力がありました。娘の小さいころを思い出しながら、トランペットを吹いている様子を見ていました。あの「お豆」が大舞台で演奏していると思うと、熱いものが込み上げてきます。

小学生のときから仲がよい娘の友達は、フルートやトロンボーンを吹いています。友達だけでディズニーランドへ行くとき、引率して入り口まで連れて行ったことも思い出しました。彼女たちの成長を見てたくましく感じました。

トランペットもフルートもトロンボーンも、ひと吹きひと吹きから奏でられるひとつひとつの音色は、それだけでもとても素晴らしい。同時に音色が重ね合わさって曲全体となったときのハーモニーは、心を揺さぶるほどの感動を感じさせてくれます。

彼女たちも向かいたいハーモニーを道しるべにして、自分たちの音色を響かせあっているんだろうな。そのハーモニーには、きっと顧問の先生や生徒たちの伝えたい想いが込められているんじゃないかと感じました。

チームも同じだと気づいた

定期演奏会を聴きながら、ふと仕事のことが浮かびました。

ぼくがマネージャーをしている組織も同じです。チームメンバーはそれぞれまったく違う音色を奏でます。シニアメンバーのデザインという音色、外国出身のメンバーの勤勉さという音色、サブリーダーの目配りという音色、契約社員メンバーの丁寧さという音色。

その奏でる音色を、ぼくたちのチームなりの「向かいたいハーモニー」になるように響かせ合う。

そのハーモニーは会社の成果につながることも大切だし、メンバーみんなが向かいたいハーモニーを奏でるために、仕事という場を使って自分の音色を出していけたら素敵です。

吹奏楽も組織も、一人ひとりの音色が違うからこそ、豊かなハーモニーが生まれます。全員が同じ音を出していたら、それはハーモニーではなくユニゾンです。違う音色が重なり合うからこそ、聴く人の心を動かす力になる。

メンバーそれぞれの音色で、ぼくらにしか出せないハーモニーを奏でよう。

違いは弱さではなく、豊かさです。一人ひとりの持ち味が重なり合ったとき、そのチームにしかつくれないハーモニーが生まれます。

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