業務相談の裏側にある「キモチ」に気づこう
業務中にメンバーとアイデアを討議したり、進め方を一緒に考えたり、業務に直結する話はもちろん多いです。でも、意外と多いのが「キモチ」の話です。
「ちょっといいですか。◯◯の仕事で相談なんですけど、なんか納得がいかないんですよね…」
週に2〜3回はこんな風にメンバーから相談があります。
「こんな無茶なことを言われた」「まるでわたしが悪いかのように言われた」とか。ちょっとモヤモヤしてしまったり、シコリが残っている状態。そのモヤモヤ・シコリがあると、素直になれなかったり、ぎくしゃくした気持ちになっちゃう。仕事を前進させる、筋の通った考え方がうまくできにくくなり、困ったことになります。
「納得できない」に耳を傾けてみる
先日、サブリーダーからだいぶ遅い時間に電話がきました。
「ちょっといいですか…遅くにすみません…ある関係者から急に◯◯をすぐに送って欲しいって連絡がきたんですよね…まるで私が送るのが当たり前のように言うんですよ…それってちょっと違うと思うんですよ…」
大きな問題が起きたわけではないんです。どうも納得できない出来事があって、落ち着かない気持ちになって、ぼくに電話してきたんだと思います。
「急ぎで要請してくること多いね。どんな内容だったの?」
と聞いてみると、
「こないだ、私たちが企画した案件の資料を送って欲しいってことなんですけど…いや、企画を広げてくれるらしいので、とてもありがたいんですけどね…急に言ってきて、すぐに送れって、横柄というか、失礼だとおもうんですよね…」
気持ちを受け止め、わかり合う
この企画、サブリーダーとぼくで、かなり時間をかけて作ったので、サブリーダーのキモチもなんとなくわかったんです。そりゃ、一生懸命つくった企画書を「すぐに送れ」って言われたら、「え!?何言ってるの?そんな簡単に言わないでよ」って思うのも自然なことです。
「ずいぶん簡単に言うよねー!たしかに失礼だわー!」
「そうなんですよ!企画を評価して使ってくれるのは本当にありがたいんですけど、急にきてそれは無いと思ったんで…同じように思ってくださったのなら、ちょっとスッキリしました。とりあえず、資料は送っておきますね」
モヤモヤは人それぞれ。放置しない
メンバー一人ひとり、モヤモヤしたり、シコリが残るポイントは違います。「そんなこと気にしてんの? 別に気にしなきゃいいじゃん」って思うこともしばしば。でも放置したり、業務を進めることだけに終始すると、仕事が前進しません。
「キモチ」に向き合うマネジメント
マネジメントでは一人ひとりを観ることが大事です。メンバー一人ひとりのモヤモヤ・シコリをタイミングよく聞いて、そのキモチにちゃんと応える。モヤモヤ・シコリをだれかに話し、和らぐだけでも、前進に向かって動き出せることも多い。
前進できるのに、それを阻んでいるキモチがあるとき、そのキモチに向き合うのはやっぱり大事だ。
メンバーのチカラがスーッと流れるように、キモチにフォーカスしよう!
業務の相談に見えて、実は「キモチ」の話だった。
モヤモヤを放置せず、耳を傾けて、一緒に感じる。それだけでメンバーのチカラはスーッと流れ出す。キモチに向き合うことが、チームを前に進める一番の近道です。
